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2009.1015

アニメーターへの道 上京編

ヨタ日記が始まる前ー。
ネタに悩んでいた私に、「俺がインタビューしようか?」と温かい手を差し伸べてくださった小森さん。
そして、この企画が生まれました。

『不定期お届け。作監さんに聞いてみよう!(仮)』

今回は、放送目前の2話を担当された作画監督の小平さんです。
ではでは、さら~っと読み流してくださいませ。

********************

小森(以下森):出身どこだっけ?

小平(以下平):長野です。

森:なんか、変な名前のバス停のところだ。

平:あ~、にょたいいりぐち。

森:にょたいいりぐち。(笑)

平:昔トリビアで「長野県駒ヶ根市には女体入り口というバス停がある」。って言ってましたね。

森:そこの出身なんだっけ?

平:いや、違います。近くです。

森:女体って書くんだよね。

平:うちのほうでは、にょたい(たにアクセントがくる)って言うんですよ。

森:女体入り口。いいね!

森:そこからアニメーターになるために、東京の専門学校に。

平:そうですね。

森:絶対アニメーターになるって感じだった?

平:う~ん。まあ、そうですね。それ以外考えていなかったというか。

森:そうそう、考えてなかったよね。俺も考えてないもん。

―小森さんは、高校からですよね。

平:高卒でアニメーター?

森:担任に「就職とか進学とかどうすんねん。」て言われて、「俺アニメーターになります。」って。
   「そんなんアニメーターの就職口なんて、そんな求人学校に来えへんぞ、おまえ。」って。(笑)               
まぁ、来るわけないでしょうねぇ。普通課の高校にそんなの来るわけない。
   来るわけないやんきっと!「どうすんのおまえ。」「何とかしますよ。」
   「ええのか?俺ほっといてええのか?お前のこと。」「いや、ほっといてください。」

―ほっといてくださいですか。でも、一応いくつか自分で調べられて?

森:いや、もうアニメアールに行くって決めてた。

―決めてたんですか!

森:行って、ダメって言われてダメだったらどうしようとか考えてない。

平:ふ~ん。

森:あほやんな(笑)。

―小平さんは調べて?長野にはなかったですか?

平:最終面談のときに母親が別に家に迷惑かけないんだったら何やってくれてもいいって。
   終いには父親が自分で奨学金受けて大工の専門学校行けよって。どっちみち行くんだったら、
   やりたいことやりたいなぁと思って入ったのがアニメの専門学校。

森:新聞配達したんだ?

平:やってましたよ。まぁ、中一から小遣い稼ぎでやってたんで配達自体には抵抗なかったんですよ。             こんな楽に金貰えるんだったら、こんな楽な仕事はないなって。

―へ~。そうなんですか。

平:行ったら、田舎で配ってる数と全然違うんすよね。(笑)

次回に続く。(まえだ)