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2009.1228

早いものでもう年末。
いつの間に12月って来てたんだろう………。(実に不思議だ)

というわけで(どういうわけだ?)、
先日クリスマスパーティーをしましたよ~。

       party_3.jpg

partyi_2.jpg

いつもの感じで、ジュースにケン○ッキーにケーキが3つ……。
今年は作品がバリバリ現場で動いてるため、パーティーも簡易ヴァージョンです。
でも久しぶりの肉はとてもウマかった……。

さて、今回久しぶりに日記を更新するにあたり、
過去に撮った写真フォルダを整理してたら、こんなものが出て参りました。
                ↓
seisaku_heya.jpg

只今絶賛発売中のアル&ブラックハヤテ号のぬいぐるみ。
ブラックハヤテ号には、某制作進行の眼鏡がかけられています。

思わずスタジオで、
「コイツは俺のモンだ!」「ふざけんな私のモノよ!」と、
血みどろの無差別争奪戦が起きてしまったほどの愛らしさ。
特にブラックハヤテ号は、シリーズ構成の大野木さんも大のお気に入りであるキャラクター。
見る者全ての心を虜にする、魔性の愛らしさを兼ね備えていますなァ。

ちなみに、
この写真を撮った時間は……、
     ↓
seisaku_heya_2.jpg

夕方の4時前?
その割には、窓の外が真っ暗です……。(フフフ)

seisaku_heya_1.jpg
            そりゃブラックハヤテ号の周りも、すっごい荒れますがな。

seisaku_heya_3.jpg

制作現場もまだまだ仕事真っ最中。

「俺たちこんなに頑張ってるんだぞ!」って感じの写真撮ろうとしたら、
蜘蛛の子散らすが如く一目散に、みんなに逃げられてしまった……。
恥ずかしがりやさんだなァ、ウチの進行たちは。

seisaku_heya_4.jpg

仕方がないので、後ろから盗撮。
フフフ、油断大敵といったハズだ……。

こんな感じで我がDstは、
よりよい「鋼FA」を作るべく日夜頑張っております。

だからといいますか、なんといいますか、多少の事には目をつぶって上げて下さい。
ヨタ日記の更新が急に途絶えても、
海よりも大らかなその心で温かく見守ってやって下さい。(今日はこれが一番言いたかった)

ウチなんかより見てくださいよ、他作品のヨタ日記を。
最初はすわ毎日更新か?!と見紛うばかりの、怒涛の勢いで更新しまくっていたのに、
今じゃウチと同じ一ヶ月半の更新遅れ……。
それに比べれば、最初から一ヶ月更新であった「鋼FA」なんか、
「どうせ更新しないんだろ?」と期待もされていない分、失望感も可愛いものです。(別の意味でヒドイ)

というわけで、来年も我がDstは、
雨にも負けず、風邪(風ではない)にも負けず、
質の高い作品を皆様の元へお届けするため、引き続き努力し続けたいと思います。
では皆様、よいお年を……。

                                                    (ら~)

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2009.1116

(午前3時 Dstにて)

制作A「お金が欲しい!お金があったら何でも買える!!家だって買えるよ!!!」
制作B「家買ったって、どうせ帰れないじゃないですか…」

そんなモノ哀しいアメリカンジョークが繰り広げられている昨今、皆様如何お過ごしでしょうか?

ども、ら~です。

さて前回につづき、今回も「アニメ制作」の過程を 追ってみましょう。
今回紹介するのは、作品を作るうえでも、かなりクリエイター色が強い三つの役職。
ではまずシナリオから。

②シナリオ
前回紹介した「企画」で作品の始動が決まったら、ライターさんにお願いし、
シナリオを起こします。
「鋼FA」ではシリーズ構成の大野木さんを含め、基本5人でシナリオを回しております。
私以外は全員シリーズ構成レベルの人達ばっかり。……もうどうしろっての!?

この作業では、その話数のお話の流れ、キャラの芝居や台詞、段取りなんかを細かく決めていきます。

「鋼FA」は原作ものですが、これをまんまアニメにはできません。
「原作ありきだからそのまま起こせばいいじゃねーか」とは素人の考え。
漫画では、よくわからなければ再度読み返すこともできましょうが、アニメではそうはいかない。

難しい説明台詞などは聞いた瞬間にわかる台詞に直さなくてはなりませんし、
漫画時はよくても、実際人が声に出して読むと、
思った以上に長ったらしい台詞になってしまったり、
動きをつけると思わぬ長いシーンになってしまって、
尺に入らない&物語にメリハリがなくなるなんて事態が起こることだってあります。

どこを省略し、どこをじっくりやるか。

ただでさえ「鋼FA」は内容がてんこ盛りな作品です。
加えて設定的なすり合わせや、各シーンの吟味、台詞の租借、
これやると現場に負担がかからないか、あれ、この役者さん今回一言しか台詞がないなどなど……。
いろいろ、いろいろ、本当にいろいろ考えなくてはいけません。

そしてそこまで悩みに悩んで提出したシナリオ。
「本読み」では、そんなことお構い無しに、各スタッフやプロデューサーの方々に、
情け容赦なく吟味されます。
その厳しさは、時として「え、今オレの人生、全否定された?」なーんて、
思わず被害妄想に陥ることも…(汗)。

シナリオは楽じゃありません。
一言一言、文章の助詞一つに至るまで、明確に審査されます。
それゆえライターさんは、数多くの言葉、文章を知っていなければなりません。
と、同時に効果的な見せ方、台詞などを創造するために、いろんな事を知ってる必要があります。
(ネタの仕入れですな)

そのためシナリオライターの方々の多くは、映画や舞台にとても詳しい方が多かったりします。
ライター志望のかた、今からでも一杯映画や本なんかを見ていろんな知識を蓄えておくことを
お勧めします。……私は今、それで大変苦労しております。(トホホ)

③設定

さて本読みにてシナリオが決定になれば、次はコンテ……という訳にはいきません。

“コンテを切る”には、も一つ材料が足りないのです。
それは…………、設定!

  settei.jpg
                    (設定起こし中の菅野さん)

設定……その作品の絵的な世界観を決めていくこの作業。

一口に「設定」といっても、作品に出てくるキャラの姿を決める「キャラ設定」、
シーンや場所の雰囲気・姿を決める「美術設定」、その他様々な小物の形を決める「小物設定」など
いろいろ種類がございます。

キャラクターが衣装を変えるたび、場所を移動するたび、これらをおこさなくてはなりません。

設定がないとコンテも切れませんし、演出・作画もできません。
みんな、好き勝手に描いてもらっては困るワケです。
アメストリスでいきなり十二単や寝殿造が出てきたらマズイでしょ?(別の意味で面白そうですが)

「鋼FA」は原作ありきの作品ですが、それでもいろいろいろいろ考えなくてはいけません。

例えばキャラ設定。
自分の持ち味も出しつつも、現場的に線の多さはこれ位でいいか、
影やハイライトはこんな感じかなどなど…。

キャラは動くものです。
あまり線が多すぎると、原画は上がりにくいし、
動画は崩れたり、線抜けを頻繁に起こしたりもします。
また影やハイライトに凝りすぎると仕上げ時に大悲鳴が起きてしまいます。
(なのにウチの会社のときたら、何故かみんな複雑な物が多い。
滅茶苦茶動かすくせに………いや仕方ないのはわかってんだけどサ…………ブツブツブツブツ)

現実的な問題と折り合いをつけつつ、如何に魅力溢れるキャラクターを生み出せるか。
設定を作る人=デザイナーさんの腕の見せ所ですね。

またアニメの処理に合わないようでしたら、原作側と相談しつつ、原作の設定を変えることもあります。

例えば「鋼FA」では、ある場所の美術設定作成時、
「こんな高い所に行くのに階段では大変だ」と、
原作では階段の所をアニメではエレベーターにしてみたりしました。

ところがアナタまあ、まさかあのキャラが、後々原作で階段をズシズシ上って、
戦車一台破壊する事になろうとは……。
「おいエレベーター、どうすんだよ?」……設定制作はこの時フギャっと打ちのめされてしまったそうです。

デザイナーさんに対する要望は千差万別です。
リアルなものからファンタスティックなものまで…シナリオライター同様、設定マンさんも
いろいろ知識を知っておかなければなりません。
だからデザイナーの皆さんも映画は勿論、写真集や絵画集などにもとても詳しいです。

③絵コンテ

さてシナリオが上がり、設定もある程度揃えば、次はいよいよ絵コンテです。

監督がコンテを切る事もありますが、流石にテレビシリーズではスケジュール的にいろいろ厳しいので、
シナリオ時と同様、「鋼FA」でもコンテが切れる人=複数のコンテマンさんにお願いしております。

その話数のコンテを切る人と打ち合わせを行い、そこでどういう話にしたいのか、
いろんな設定や注意事項と共に申し送りをします。
そしてそれらを踏まえコンテマンさんは、シナリオを基に、様々な処理を駆使しつつ、
画面構成や尺、絵的な演出方法を決めていきます。

コンテもコンテマンさんによっていろいろ癖がございます。
特殊なカメラアングルを多様する人、独特な雰囲気を醸し出すコンテを書いてくる人、
果ては「おまえ、頭ん中どうなってんだ?!」と思わずツッコミたくなるような、
ヘンテコギャグコンテを描いてくる人など…。
同じシナリオでも、コンテマンさんにより全く違った作品になったりします。
コンテマンさんも、基本ネタ出し勝負的な所があるため、いろいろ映画やドラマに詳しいです。

とはいえ、じゃあ知識があるといいコンテが描けるのかというと、やはりそう簡単なものでもない。

その昔、某監督に「いいコンテを切るためにはどうしたらいいですか?」との質問をした事がありました。
答えは……………、

                     「素っ裸になれ!!!」
 

( ゚д゚)ポカーン…………。

要は自分という内面を、カッコつけず、これでもか!と、それこそフルチン覚悟で晒す
情熱が重要なのだそう。
よくわからないけど、熱い、熱すぎるぜ I 監督……。

余談が過ぎました。

さて、コンテマンさんよりコンテが上がれば、そのまま監督の手元へ。
ちゃんと要望どおりに上がっているか、作風から外れていないか、設定間違いはないかなど、
ここでもいろいろとチェックしていきます。(今回は”いろいろ”が多いなァ)

「○日に演打ち組むんでそれまでに!」……この辺りから、制作の“スケジュール”に対する
締め付けも厳しくなっていきます。

そして監督チェックが終われば、いよいよアニメの現場始動。

「え?まだ現場って動いてなかったの?」

………ハイ。ここまでは、その作品を作るための「前準備」に過ぎません。
先はまだまだこれから。アニメ完成への道は遠いのです

       konte.jpg
             (丁度コンテチェック中の入江監督の机。盗撮成功です)
 

さあ、次回から現場作業のスタートです!

                                                    (ら~)

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2009.1028

昨今ボンズのヨタ日記では、思い出したかのようにクリエイター特集が組まれていますが、
そもそも世の中的には、クリエイターがどうとか言う前に、
「アニメって、どんなふうに作っているのか?」すら知らない人が殆どじゃないかと思ったのが、
この企画の発端。
題して……、
 

              「アニメ制作の道!~どげんかせんといかん~」

 

皆さん、「原図」って言葉、知ってます?
じゃあ「マーキング」は??(犬のアレじゃないよ)

かくいう私もボンズ入社当時は全く知りませんでした。
知らないままアニメを作り始めたのです。(おそろしや)
そんな人たちのための、入門書的な意味合いも込めて、
「鋼FA」を題材にアニメ制作の流れを追ってみようかと。
まあ、ボンズではまだ誰もこういう企画やってませんしね……。(他社は知らん)

とりあえず、あまり難しい、マニアックな方向にだけは行かないように気をつけます。
真面目な話だけじゃなく、業界のウラ話なんかも混ぜて面白おかしくやっていければいいかなと。
というか、むしろ私的には「無駄話8割」方針でやっていきたい!!!

ふっふっふ…………、制作人生約6年。
現場のウラのウラまで知り尽くしたこの私・ら~の、別の意味でのマニアック体験談。
現場の顔色が青白くなる事間違いなし!「大人の事情」なんて関係ないぜ!!目指せ業界視聴率ナンバー1!!!
ちなみに今回ここで紹介するのは、あくまでボンズでの作り方ですのであしからず。
(細かい所になると各会社ごとに違ってきます)

 
 
①すべての始まり
「おい、こういうアニメやろーぜ!」―どこかの誰かがこう言い出すことで全てのアニメは始まります。

これが「企画」です。

とりあえず企画書なんかの写真をup……とも思ったのですが、
……「門外不出」と上司に却下されてしまいました…。(残念)

ここの所、早速詳しく書きたいのですが…………………、実は私もよく知りません。(オイ)

というのも、この段階の頃はとにかく「秘密」。
作品の全てが何がなんでも「秘密」厳守!

どんな作品をやるかはもちろん、作品を作ろうとしていることさえ、
余所はおろか、同じ社員にさえ言っちゃあいけない、知られちゃあいけない。
おかげで私、ボンズ社員であるにも関わらず、現場を離れた今では、
HP発表ではじめて「お、ウチこんな作品やるんだ」と知る事も多々あります。(トホホ)

そしてこの段階で動くのは、基本私なんか歯牙にもかけられないほどのエライ人達ばっかり。
(現場の人間はあんまり関係ありません。だからよく知らないの……涙)
そんな人たちが、作品の方向性などを模索しつつ、
作品への出資者や制作するアニメスタジオ、メインスタッフなどをここで決めていきます。

原作つきでもオリジナルでも、どういう感じの作品にするのか、作品の土台中の土台が
ここで形作られるワケですが、なにせ作品の姿がまったく決まってないので、
「あんな事してはどうか」「オレはこんな事をしたい」などなど、
みなさんこの頃はいろいろ夢見がちになります。
プロデューサーさんの多くは、この段階が一番楽しいらしいですね。

とはいえ、一見夢一杯で楽しそうな「企画」、
裏を返せばそれは、肝心な所が何も決まっていないシャボン玉のようなもの。
アニメ制作において最も不安定な時期でもあります。
立ち上げたはいいが、様々な「大人の事情」により、恐怖の「企画倒れ」となることも稀ではありません。
(だからこの時期は他人に作品の事言っちゃいけない)

ここで様々な障害を乗り越えつつ、なんとか放映できる算段にまで漕ぎ着けるのが企画担当者、
そして制作のエキスパートであるプロデューサーさんたちの腕の見せ所。
細心の注意でもって、なんとか作品を世に発表できるよう、道筋をつけなければなりません。
 
その昔、私が制作として入社したての頃、ウチの社長に、

「制作は一見作品に対して何も生み出さないように見えるけど、
例えば制作の到達点であるプロデューサーなんかは、
何もない所から作品を作るためのお金や人を集めてくる。
間接的ではあるけれど、制作も立派なクリエイターなんだよ」

……というお言葉を頂きました。(うろ覚えですが、確かこんな感じ)

「クリエイター」というと、一見特殊な技能を持った人達のみに光が当たりがちですが、
でもどんなにすばらしい作画の腕を持っていようと、どんなに素敵な演技力を持っていようと、
それを発表できる場がなければ「宝の持ち腐れ」、何の意味も持ち得ません。
そしてその環境をゼロから作り出すのが、他でもない、実は何の特殊技能を持たない「制作」なのです。
(まあ、本当は”しゃべくり”という特殊技能があるのですが)
仕事できないながらも、私が制作としてのプライドを持とうとしたのは、すべてこの言葉がきっかけでした。

次回、シリーズ②「書き起こせ!愛と哀しみのシナリオ」へつづく!(いやホントもうマジで)

                                                      (ら~)

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2009.1019

それはある日突然置かれてた……。

DSCF0306.jpg

わーい、グッズだ~~~!

アニプレックスさんから届きました!

いや、今までにもあったんですよ、こういうの。(日記で紹介しろって話ですが)
でも今回はそれ以上に盛りだくさん。
有難う、アニプレックスさん!いよッ、太っ腹!!このお大臣!!!
この調子で次回はドリンク剤とかクッキーとかケーキなんかが欲しい……(調子乗りすぎ)

     DSCF0308.jpg
               フィギィアやカードやミニアルミトランク…

     DSCF0309.jpg
              こちらは掛け時計やTシャツです。

とりあえずここにあるジャンパーを誰かに着せてみるか。
おい、そこの新人ちょっと羽織れ!
              ↓
     pa-ka.jpg

モデルは今年入社の新人進行・M川。
新人らしく笑顔がフレッシュすぎる女の子です。(お見せできないのが残念)
いいかM川。
そのジャンパーには不思議な効力があり、着たものは数千倍の早さで仕事をこなす事ができるという。
本来ならン十万するところをだな、今なら特別価格、たったの5千円で…。(それはマルチ)

     t_syatu_1.jpg
     t_syatu_2.jpg

こちらはTシャツ。(持ってる人は入江監督)
エドとアルの2ver.あります。

t_syatu_3.jpg
                       う~ん、カワユスですなァ~~~。

     figia_1.jpg

そしてお約束のフィギィア!
みんな見事にバラバラです。(大変)

……というわけで、仕事の合間組み立てて見る事に。

     figia_2.jpg

う~ん、このバラバラ具合。
地上波では絶対放送できません。

まずはエド君!

figia_3_2.jpg

凛々しい!生意気にも、とっても凛々しい!!!
男の子の生意気な凛々しさってそれだけでいいよね!
思わずデコピンしたくなっちゃいます、ク~~~ッ!!!(暴走)

     figia_4.jpg
              弟アル君と並べ合わせて見る。

figia_5.jpg

そして三バカ……じゃない、FA男三人衆!
こちらもかっちょよく決まってます!
フィギィアの割りには色数も多く、顔なんかもめちゃくちゃ男前。
ファンの女の子は必見です。

というわけで、今回は「鋼FA」グッズの紹介でした。(要は宣伝ですな)
皆さんもお目に入りましたら、是非是非お手に取って見て下さい。

しかしアニメのグッズって、見てるだけでなんかこう、燃えたぎるモノがありますなッ!
小学生の頃、お気に入りのアニメの下敷きとかノートとか欲しくてたまらなかったものです。
まあ、家が貧乏だったから買えなかったワケなんですが、
……それが今じゃ、欲しいものは金に糸目をつけずドンドン買う始末。
ホント、小汚い大人になっちまったものだ……。(遠い目)

                                                    (ら~)

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2009.1008

どもども。
わたくし「鋼FA」で文芸&シナリオをちょこっとだけ書かせてもらっております、
ら~と申します。

「お久しぶりです」とも書いたのは、
以前「ソウルイーター」という作品で、ヨタ日記を書いていたことがあったため。
あの頃の更新滞りがちな日記を見てくれていた人、本当ご無沙汰しております。

先述の通り、「鋼FA」ではシナリオも少し書かせてもらっているのですが、
いかんせん”ぺーぺーの初心者”。
本読みでなんとか頑張ってはいるものの、いつも完膚なきまでに論破され、
打ち合わせ後、自宅のベッドで体育座りをして落ち込む日々。(でも負けない)

そんな私が手がけた4本目のシナリオ・27話が今度OAされます。
いや、本当ならこのヨタ日記で書く事なんてしないんですけど、(なんかイヤラシイですしね)
一足先に白箱を見て、マジびっくりしました……。

いや、あの、まずコンテとか演出のすごさにもビビッたのですが、
(おかげで私のシナリオが百倍面白くなっていた…汗)
何が驚いたって……とあるゲストキャラの役者さんがとてつもなく凄い人だった!!!
 
 

いやもう大物!
というか私の憧れの君!!!!!(大興奮)
 
 

思い起こせば小学生の頃…とある女神を守る聖なる闘士たちの戦いをみるため、
土曜日7時は弟と2人で必ずテレビの前にスタンばっていたあの頃…、
 

あまりにも毒々しい仮面に素顔を隠し、その人は現れた!
 

女だてらに鋭い爪で主人公を攻撃し、倒すサマはまさに圧巻。
でも仮面の下の素顔は目茶苦茶美人、そして超「ツンデレ」。

瞬く間に自分の「憧れのお姉さんランキング」1位へとのし上がった彼女。
毎日必殺技をマネし、弟と一緒に叫んでいたものです。(サン○―ク○ウ!)

そんな憧れの彼女を演じた役者さんと、まさかエンドテロップでご一緒できるだけでなく、
私が書いた台詞まで読んで頂けるなんて……まさに古川鬼神以来の大衝撃。
思わず、「凶  夢、思わぬ所で潰える」なんておみくじを引いて、
マジでヘコんでた気分もどこへなりとも吹っ飛んでしまいましたよ!(今年は前厄だ!)

いやみんな、人生って本当すばらしい。
人間、生きてるだけで何が起きるかわかりませんね!(だからみんな将来に希望持って進むんだ!)

そしてそんな大物役者さんと夢のコラボレーションを繰り広げた、
これまた大物役者さんである石塚さんがスゴイ。

これをみればもう貴方も即座にホーエンハイム萌え。
「ちょいワル」どころか、時代はまさに女房子供ほッ放らかして
10年以上もの長旅に出る「ゲキわる」親父の時代です!(地井○男も真っ青だ)
だってアナタ、あんな甘いヴォイスで耳元囁かれながらあんな事された日にゃ……、
もう「好きにして♥」と身も心も投げ出す事請け合いですよッ!(キケンだわ)
27話スタッフの皆々様方!こんなすばらしい作品に仕上げて頂き、ホントありがとうございました!!!
 
 
ああしかし、これだけいいもの見せられると、
「もっとシナリオライターとして頑張らねば…」とつくづく思ってしまいますなァ。

ああ腕が欲しい。みんなをあっといわせるシナリオを書ける腕が。
スカーみたいにくっつけて使えるモンなら、人のをもぎ取ってでも……ハアハア(血眼)。

小学生だった頃の自分…あの頃はまさか20年後、自分がアニメを作る一員になり、
しかも憧れの役者さんに自作した台詞まで読んでもらえるなんて、思ってもみなかったな…。

                                                      (ら~)

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2009.0813

みなさん 
夏の熱い日々をいかがお過ごしですか?

スタッフみんなは、夏休み返上でお仕事・・・。
夏休み満喫!と、いうわけにはいきませんが、
監督が差し入れてくれる すいかを食べたりして
なんとか季節感を感じている毎日です。

さて先週の19話はみていただけましたか?

夏にふさわしく、派手に燃えに燃え上がった!話数でした。
炎アクションのカットは、演出、作監、撮監、
そして原画の亀田さんの情熱の結晶!のカットです。
(でもOAでは色々制限がかかってしまいました…、残念!)

今までヘタレキャラ扱いになっていたロイを、
最強にかっこいい『焰の錬金術師』に活躍させていました。
いやー、よかった!
19話は見所満載で、スタッフの皆様ありがとうございました!
進行の宇治原君も大変だったけどお疲れ様!
次の話数もよろしくね!

そして今週20話は、
あの人・・・そうホーエンハイムの登場です。
彼がしゃべって動く姿は、とても渋くて、そしてしびれました!

20話は親子の再会、過去への対面、そして兄弟の誓い・・・
こちらも夏にぴったりの熱いドラマ!になっているので
ぜひご覧ください!

img-813223526-0001.jpg
20話作監の川上さんから「見所を凝縮したら、こんなんになった」とイラストいただきました!
現在は謎キャライラストですが、20話見れば納得!の出来栄えです!
ぜひ、ご覧くださーい。                                (制作・スズキ)

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2009.0807

皆様、8月だというのに、「カラッ」とした日差しが無く、
変な天気が続いておりますが、体調は大丈夫でしょうか?

鋼FAは、新章に入り、ますます目が離せなくなってきてますよね。
で、そんな中「鋼カフェ」のイベントが、始まりました!
今日、7日から、下記のお店にて「鋼メニュー」が登場します。
内容は、お店ごとに違うので、ご注意くださいませ。

8月7日より、30日まで。
キュアメイドカフェ。
ワンダーカフェ。
カラオケ・パセラ。

8月7日から、23日まで。
男装カフェ&QUEEN DOLCE

各店舗にて、鋼FAにちなんだ、飲み物、食べ物があるし、
オリジナルグッズももらえます。

詳しくは、それぞれのお店で確認!

そのほか、鋼FAの情報は、公式HPまで!
鋼FA公式HP

あ!そうそう、
YUI「アゲイン」
シド「嘘」
の、カラオケに、鋼FAのアニメ映像バージョンができたみたいですよ。
カラオケにいったら、確認してみてくださいませ。

では、また。
B-K

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2009.0711

みなさんお久しぶりです。スズキです。
・・・そして、お久しぶりですいません。

先週で物語が一区切り、気が付けば明日は15話!
15話は新しいことがいっぱいの内容になっています!

では、ちょっと15話みどころ紹介

その一
新キャラ登場!
先週予告にはちょろっと出てましたけど、彼以外にも
もち美少女!渋すぎてる男性!新種の猫?など続々登場です!

その二
さわやかで、夏にぴったりの新OP・ED!
アクションに!なびきに!エフェクトに!
スタッフ皆様が頑張ったので見てください。

その三
イケメンで身長○倍化したエドに、白馬の王子様がなんと登場。
すぐ終わってしまうので?見逃さないでくださいね!

その四
雷に打たれたスカー!!!!
その他にもスカーのファンにはたまらん魅力が15話にはたくさんありますよ。

みどころたくさんの15話みなさんご覧ください。
あと、実は15話には隠れパンダがいるので、ぜひみなさん見つけてみて下さいね!
 

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2009.0609

みなさん、おつかれさまです!制作スズキです。
先週は10話を見ていただけましたでしょうか?

悲しい話数であり、何よりもロイにとっては決意の
話数になりました。
この悲しみを胸にひめ進んでいくロイを
みなさん見守ってあげてください。

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2009.0605

みなさん、こんにちは。
マスタングさんが無能な季節、梅雨です。

私、スズキはというと湿気が充満した空気の中
偏頭痛に日々悩んでいます。

こんな季節の日曜は、家でゆっくり『ハガネ』を見ながら
くつろぎたい気分ですね。

さて、今週の10話は、『それぞれの行く先』というサブタイトルが
すべてを表しているお話です。

エド、アル、ロイなどそれぞれのキャラが、この先に目指すべき道、
そして何を大切にしていくか、を考えていくキッカケが起こる一つの節目の話数でもあります。

現場では、もう先の話数を進めていますが、
改めて10話を振り返ると、後々のキャラクター達の迷いや決意、
ストーリーの方向など、この話数が節目になっているなと
強く感じています。

なので、ぜひみなさんには10話はご覧になってほしい!です。

日曜日は雨が降っても、晴れでも、
17時からは「鋼の錬金術師」 10話をぜひヨロシク!
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エリシアちゃんは梅雨でも元気いっぱい